学生の貧困を解決したい!GAKUWARI代表・齋藤峻輔のやりたいことがなかった頃にやったこと−−JOBS CAMP卒業生インタビュー #2
Interview 2021/07/21
U23若手起業家育成プログラム『JOBS CAMP』卒業生インタビュー第2弾!
今回のゲストは、2021年2月に学割まとめアプリ『GAKUWARI』を創業。学生の貧困を解決すべく奮闘している、齋藤 峻輔さんです。
齋藤 峻輔さん(Shunsuke Saito)/ 学割まとめアプリ『GAKUWARI』創業代表
JOBS CAMP1期生高校卒業まで新潟県村上市で過ごし、その後渡米。アメリカの短期大学に通いながら、LINEやZenrin USA、Googleの下請け企業、スタートアップ数社でマーケティングを軸にインターンとして勤務。その他にも、YouTubeチャンネルを収益化させたり、ビジコンで優勝するなど精力的に活動を行う。また、Uber Eatsの注文回数日本一(自称)を誇るなど、世の中にある全てのものを無料にするハック術を極める。現在は、日本No.1のスタートアップ紹介アカウント(@startup_jp)をInstagramで運営し、個人でもスタートアップ起業に向けて全力疾走中。本気で起業を志す仲間と切磋琢磨したいという思いからJOBS CAMPに参加を決意。
JOBS CAMPに参加する前から起業を意識していたものの、「やりたいことが何もなかった」という齋藤さん。新型コロナウイルス感染症拡大を機に、留学先のアメリカからやむなく帰国。図らずして学生生活に終止符を打つことになった齋藤さんが、やりたいことを見つけ、起業するまでに歩んだ道とは。
齋藤さんが人生において大切にしていることを伺いました。
U23若手起業家育成プログラム『JOBS CAMP』とは
キャリア教育支援事業『BEYOND CAFE』を運営し、累計6万人の学生をサポートする株式会社Beyond Cafeと株式会社サイバーエージェント・キャピタルが2020年8月に立ち上げた若手起業家育成プログラム。
未来の日本を牽引する起業家を輩出するために、U23の学生を対象にU30の若手起業家がメンターとなり、2ヶ月間のワークショップを行います。
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▼過去メンター(※一部抜粋)
株式会社タイミー 代表取締役 小川 嶺さん
株式会社POL 代表取締役 加茂倫明さん
株式会社MiL 代表取締役CEO 杉岡侑也さん
▼第4期生募集中!
2021年12月24日(金)〜2022年1月21日(金)
※スケジュールは予告なく変更となる場合がございます
※応募多数につき予定を繰り上げて応募〆切とさせていただく場合がございます
※エントリーは下記公式サイトから
これまでの経歴を含め、自己紹介をお願いします。
新潟県村上市で生まれ育ち、大学進学を機に渡米。「世界で1番お金持ちの社長になりたい」という夢を掲げてシリコンバレーへ旅立ち、2年制の短期大学に進学しました。現地ではインターンシップにも参加し、学業とビジネスに触れる日々を送りましたが、新型コロナウイルス感染症拡大を機に帰国。
2021年2月、学割まとめアプリ『GAKUWARI』を創業。「学生の貧困を解決する」ことをミッションに渋谷を拠点に活動しており、全国チェーン店から個人店舗まで幅広く学割を取り扱っています。
本日はよろしくお願いします!
#学生の特権を使い倒せ!学割まとめアプリ『GAKUWARI』とは
単刀直入に伺います。学割まとめアプリ『GAKUWARI』とはなんですか?
学生の特権である「学割」を思う存分使える、「学割をまとめた学生限定のサービス」です!
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学割まとめアプリ『GAKUWARI』には3つの特徴があります。
- 限定の学割: 他では手に入らない当アプリ限定の学割を掲載
- 近くの学割: 今いる場所から近くの学割を探すことができる
- 高い割引率: 最大で66%もお得な学割が多数掲載されている
2021年4月にβ版をリリース。飲食店やカラオケ店など様々なジャンルの学割を700種類以上掲載しており、アプリの事前登録数は1,000人を超える反響をいただきました。
創業からわずか5ヶ月でそんなに大きな反響が……!世間にはたくさんの学割があると思うのですが、期間限定だったり大々的に打ち出していなかったり、気づかないうちに使えるチャンスを逃している学割も多そうですね。
そうなんです!各店舗が独自のタイミングや方法で学割を実施しているため、本当は使える「学生の特権」に気づかずスルーしている学生さんもいると思います。
そこで『GAKUWARI』では、様々なジャンルの学割を一覧で表示。マップ表示も搭載しているので、ご自身の近くにある学割対応のお店を調べることもできるんですよ。
※GAKUWARIアプリの使い方はこちら
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そんな便利な機能まで!私は学生ではないのですが使いたくなってきました(笑)。そもそも、学割サービスを始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょう?
僕、学割を使うのがすごく得意らしいんですよ。
え?
このことに気づいたのは、創業直前の2021年2月頃でした。青木さん、Uber eatsの友達紹介サービスを使われたことはありますか?
まだないですね……。「Uber eatsを使ったことのない人にUber eatsを紹介すると、1,000円オフクーポンがもらえる」という、あのサービスですよね?
そうです!僕、この友達紹介で200万円分のクーポンをゲットしたんです。
200万円!?そ、それはつまり……、2,000人の友達を紹介したということですか……?
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はい。
すごいですね。
周りの友達にもそう言われました。「すごいね」と。でも、僕はこれがすごいことだと思っていなかったんです。誰しも安くなることは好きだろうと思っていたので、みんなもそれなりに割引サービスを使っているだろう、と。
でも、その「割引好き」が僕の場合は周りと比較して段違いだったんだとこの時気づいたんです。
なるほど。
僕は起業を志していましたが、これといって「絶対これをやりたい!」と強く思っていたものがありませんでした。ですが、「起業するなら僕の原体験に基づくことをサービスに繋げたい」と思っていたので、「僕が好きなことは何か」を考えに考えたんです。
思い返すと、小さい頃から何かを安くすることに快感を覚えていたり、Uber eatsの例に見るように割引に関して周囲から褒められたりすることが多かったと気づいて。僕は、アメリカの短大に進学させてもらえるほど家庭に恵まれていました。そのため、僕にとって「ペイン=痛み」となる感情よりも「好き」が何かを深く追及してみたんです。
加えて、自分で何かを始める時は空想だけで終わるのが嫌な性格だったので、実現可能性があり、好きで熱中できることは何かを考え抜きました。いろいろな案を思いつきましたが、最終的にフィットしたのが学割だったんですよ。
夢の出発点は「世界で1番お金持ちの社長になりたい」
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「好き」と「実現可能性」の掛け合わせから現在の事業構想が生まれたんですね!齋藤さんが起業を意識し始めたのはいつ頃ですか?
中学生の頃だったでしょうか。漠然と「お金持ちの社長になりたい」と思っていました。
こう思うようになった背景には、僕の育った環境が関係しています。祖父も父も何かしら「自分でゼロから創り出す」タイプの人で、祖父は会社を、父は郵便局に勤めながら個人でラジオ局を創りました。
僕自身は、小学生の頃にサッカー部のキャプテン、中学生の頃に生徒会長を務めていたこともあり、周囲にコントロールされるよりも自分が主導権と責任を持って動きたいタイプでした。この時はまだ「会社」というものが何かわからなかったのですが、「リーダー」が少しずつ具体化した結果、「社長」に変化していきましたね。
幼い頃の夢を夢で終わらせず、しっかりと形にされたんですね。
なんとか形になりつつありますね(笑)。アメリカの短大も「世界で1番お金持ちの社長になりたい」と思って進学を決めました。でも、世の中にどんな仕事あるのか全く知らなかった。そこでシリコンバレーへ行き、スタートアップという会社の形態を知りました。
社長になるということは、お金のため、自分のためだけでなく誰かの役に立ち、課題解決に結びついている必要があります。でも、当時の僕は何かしたいことがあったわけではなく、「社長になりたい」気持ちが先にありました。
齋藤さんがアメリカの短大に進学されようと思った理由が気になります。
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周りの人と違うことをしたいと思ったからです。高校当時、僕の友人の多くは卒業後の進路として就職・大学・専門学校・浪人・ニートのうちのどれかを選ぶ人が多く、海外に進学しようとする人はいませんでした。
加えて、高校卒業当時の僕は「お金持ちになるには英語を話せるようにならないといけない」と思っていたので、英語嫌いな僕も海外で勉強すればさすがにある程度話せるようになるだろう、と(笑)。
なるほど。ここでもご自身の「お金持ちの社長になる」信念は揺るがなかったんですね。
そうですね(笑)。今でこそ「誰かの役に立つことの重要性」を理解できるのですが、当時の僕はそこまで意識が高まっていませんでした。
現地ではどのような生活を送っていましたか?
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アメリカの4年制大学への編入を目指して短大で勉強に励みつつ、現地の企業でインターンシップに参加していました。
当時の僕の英語力では、いきなり4年制大学に入学することは厳しいだろうと考え、まずは短大へ進学。アメリカでは、学位を取得した回数分インターンシップに参加できるため、短大卒業時と大学卒業時の2回インターンシップに参加する予定でした。
ですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、渡米から3年後の2020年4月に一時帰国。感染収束のめどが立たないままに授業のオンライン化が決定しました。オンライン授業の学費が高かったため、大学編入を断念して日本の会社で長期インターンシップをすることにしたんです。
くすぶっていた僕。JOBS CAMPとの出会いは波乱万丈だった!?
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そんな経緯があったとは。『JOBS CAMP』を知ったのもこの頃ですか?
そうです!僕と同じくJOBS CAMP1期生の冨士田玲奈ちゃんがInstagramのストーリーにJOBS CAMPの情報を投稿しているのをたまたま見つけて。実は、彼女は僕が通っていたアメリカの短大の同級生なんですよ(笑)。
え!そうだったんですか!?
はい(笑)。玲奈がいなかったら今の僕はいないと思いますね。
どういうことでしょう?
JOBS CAMPは、選考を通過した24名が参加できる選抜型の起業家育成プログラムなのですが、なんと一次選考通過の通知を見落としてしまって、期日までに次の選考を受けることができなかったんです。
なんと……!
玲奈のInstagramで彼女が一次選考を通過したと報告しているのを見て、「あれ?僕何も通知来てないぞ?」と思って。念の為確認してみたところ、僕にも通過の連絡が届いていたんです!慌てて玲奈に連絡して、BEYOND CAFE代表のカルさん(代表の愛称)に連絡を取ってもらいました。
その結果、無事に次の選考に進むことができて。玲奈には頭が上がらないですね(笑)。
まさか、そんなやりとりが繰り広げられていたとは驚きです(笑)。JOBS CAMP参加の背景と決め手はなんですか?
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最初のきっかけは、予期せぬ形で帰国しアメリカの4年制大学に編入しなかったことです。正直、海外の短大卒では日本で就職しようにも大企業は難しい。起業したいけれど、事業アイディアは何もない……。どうしようと悩みつつ、この機会に「起業」がテーマのイベントに参加してみよう!と思ったんです。
約3年ほどアメリカで過ごしていたこともあり、当時の僕は日本に起業家の知り合いがいませんでした。「くすぶっている状態から抜け出したい」「刺激がほしい」と思うと同時に、JOBS CAMPのように開かれたチャンスを逃したくないと思いました。起業家コミュニティって、比較的小規模でクローズドなものが多いんですよね。
JOBS CAMPは、選抜制とはいえオープンに公募されていたので、誰にでも参加のチャンスがあったことが決め手になりました。
JOBS CAMP参加前から明確に「起業しよう」と考えていましたか?
そうですね!ただ、事業アイディアは何もありませんでした。ただただ「何かしたい!」「起業家コミュニティに入りたい!」と思っていましたね。
JOBS CAMP1期生として参加された齋藤さん。正直、参加に対する不安はありませんでしたか?
参加メンバーの顔を見るまでは、正直怖かったですね(笑)。
合格したメンバーから順に1期生専用のグループチャットに招待されるのですが、みんなの自己紹介文のユニークさたるや……!1期生はクリエイティビティ溢れるメンバーが多かったので、経歴も特徴的な人ばかりで。
当時の僕と違って、すでに明確にやりたいことを持っている人もいたので余計に怖かったですね。実際に会ってみると全然怖くなくていい人ばかりでしたが(笑)。
個性溢れるメンバーを見たから気付いた。僕が磨くべき強み
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JOBS CAMPへの参加を通して最も印象に残ったことを教えてください。
JOBS CAMPでは、約2ヶ月間のプログラムの集大成として約6社の企業の採用担当者さんへ自己紹介プレゼンテーションをします。その時に見た他のメンバーの「巻き込む力」と「人を惹きつける力」に圧巻したことが印象に残っています。
内容はどうであれ、それぞれが人の心を動かし心に届くプレゼンをしているんですよ。僕は自らアプローチするのが得意ではないと自覚していたので、すごくいい学びになると同時に、僕が磨くべき強みの方向性が見えてくるきっかけになりました。
と言いますと……?
僕からアピールするのではなく、相手から興味を持ってもらえるような、何か尖ったものを持ち合わせないと埋もれてしまうと思ったんです。僕の場合、みんなとは違う方向性で魅力を磨かないと、マジョリティと同じ土俵で戦っても簡単には勝てないと。
僕は、誰かが誰かに興味を持つ時は、必ずしもその人そのものに魅力があるのではなく、その人が「今上手くいっている」というオーラを出していることに魅力があると思っています。何事も、誰かが上手くいっているときって意識しなくても勝手にその人の周りに人が集まっていく気がするんです。
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反対に、うまくいっていない時は自然と人が離れていく……。この時は、その人の周りにうまくいっていない風が吹いていて、みんながその風に巻き込まれているだけだと思っていて。
だからこそ、常に正直でありつつもうまくいっていないと感じる時でもうまくいっている雰囲気をまとい、周りの人が安心して着いていきたいと思えるような僕の姿を発信する力を磨くべきだと思うようになりました。
JOBD CAMP参加中の学びの中でも、齋藤さんの「現在」に活きている学びはありますか?
人間関係の大事さですね!
起業家の繋がりが全くなかった僕にとって、同じように起業を志す仲間との繋がりができただけでなく、メンターとして参加されていた若手起業家の方々と直接お話できたことはすごく貴重な機会でした。応援してくれる人とどれだけ多く出会えるかがすごく大事だと学びましたね。
また、メンターの皆さんがこれまで話されてこなかった過去の失敗事例も学びになりました。成功事例は耳に入ってきやすい分、失敗事例から得られることって多いんです。自分に置き換えて考え、先を見通すきっかけになりました。
JOBS CAMPに参加する前と後で気持ちや行動の変化はありましたか?
参加前に抱えていたモヤモヤが晴れました。
当時の僕の周りでは、起業していたり起業を考えている学生はマイノリティな存在でした。でも、JOBS CAMPというコミュニティの中では圧倒的にマジョリティになる。起業を目指している今の僕の状況は「別におかしくないんだ」と再確認できました。みんなができてるんだから、僕にもできるだろうと。一歩踏み出す心の準備ができましたね。「みんなに負けていられないな」と、心に火がつきました。
僕の「好き」と「得意」が誰かの役に立つ時。もう迷わない
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学割まとめアプリ『GAKUWARI』創業に至った経緯を教えてください。
まず、『U-25起業家シェアハウス』に住むことにしました。現在も住んでいるのですが、ここでは約25人の起業を志す25歳以下の若者が共同生活を送っています。常に起業家の仲間と接する生活を通して、「さすがにそろそろ何か事業を生み出さないと」と思うようになりました。思い付いたいくつかの事業アイディアを磨きに磨いた結果、学割という発想が出てきたんです。
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起業する意思が固まった後、即行動に移すところが齋藤さんらしいですね。事業アイディアを誰かに相談することはありましたか?
ありました!学割以外のアイディアも含め、何度か壁打ちをさせていただきました。GAKUWARIに関しては、プロトタイプで小さなアプリを創り実際に学生さんに使っていただいた結果いい反響が返ってきたので、うまくいく見通しを持てた段階で創業を決めました。
就職する選択もできる中、起業に向けて想いを貫けた理由はなんだと思いますか?
昔から、選択肢が2つあったら難しい方を選ぶと決めているからだと思います。
正直、アメリカ留学から帰国した直後は就職するかすごく迷いました。ですが、最終的には「就活はいつでもできる」と思ったんです。当時の僕にとって、就活は難しい選択ではなかった。「逃げたくない。筋が通っていないことはしたくない」と思った時、起業する覚悟を持てました。
力強い選択ですね。もともと割引が好きだったという齋藤さんですが、あえて利用者が学生限定の学割を事業にしようと思ったのはなぜですか?
学割を通して、学生の貧困を解決したいと思っているからです。こう思うようになったきっけかけは2つあります。
1つ目は僕の友人の話。2つ目は、新型コロナウイルス感染症拡大により学生の経済的貧困が表層化したことです。
どのようなきっかけなのか気になります。
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社会人1年目になる僕の友人は、大学進学のために700万円の奨学金を借りていました。就職して少しずつ返済する予定でしたが、運悪くブラック企業に就職してしまい、入社2ヶ月で退職。多額の返済義務を抱えたまま、無職になりました。
また、日本に暮らす学生の約6割が経済的不安を抱えていることがわかっています。最近ニュースにもなりましたが、6%の女子学生が生理用品を買えない状況にあるんです。
そのニュース、私も見て心が痛くなりました。
加えて、約20%の女子学生が「生理用品を買うか迷った」と言います。つまり、女子学生の4人に1人が300円弱の商品を買うか迷っている、または買えない現状にあるということです。
なんとも深刻な状況……。
実は、学割サービスをフル活用すれば、中学入学から大学を卒業するまでの期間で、約80万円をお得に生活できるとフェルミ推定で結果が出ているんです。
え!そんなに!?
そうなんです。学割情報が各所に点在している状態でこれだけお得になるということは、世の中の学割情報がひとつのサイト上に集結すれば、もっとお得に生活できるかもしれない。もしかしたら、奨学金を借りなくてもよくなるかも……。
僕はこれまで、幸いにも経済面で生活に困ったことはありません。でも、世の中にはお金で解決できる悩みを抱えている人がこんなにいるんです。僕が好きなこと・得意なことで誰かの助けになれる可能性が1%でもあるなら、僕は挑戦したいと思っています。
なるほど。
学割は学生の特権です。すでに認知されている学割はもっと多くの人に知られるように、まだ認知されていない学割は知られるように。いずれは、僕が頑張ることで今はまだ学割サービスが存在していない所にも参入していきたいと思っています。
学割の存在を知っている、知っていないにかかわらず、学生全員が平等に恩恵を受けられるようにすることで、日本の未来を担う彼らが経済面を気にすることなく勉学に励んだり生活できるようになる世界を実現したいです。みんなが幸せになれる世の中を創りたいですね。
選んだ選択に迷いはない。自信を持って突き進むだけ
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すごく素敵な想いですね。これまでも様々なことに挑戦されてきた齋藤さんが大切にしている考え方や指針はありますか?
AとBの選択肢があったら、その2つのどちらかを選ぶのが一般的だと思うのですが、僕は常に「ウルトラCがある」と考えています。つまり、脳死状態で与えられた選択の中から選ぶのではなく、自分なりによく考えることが大切だと思っていますね。
また、「僕の人生のゴールは僕が生まれた瞬間に決まっていて、僕は今、すでに運命によって決められた人生を歩んでいる」と思うことも大事にしています。
と言いますと……?
目の前にある選択に迷ったところで、10分後の僕は必ず何かを選んでいるんだから、その時選んだ選択に自信を持って突き進めば、必ず決められた人生のゴールに辿り着くと思っていて。きっと、生まれた時にはすでに成し遂げたいことを成し遂げている僕の人生が目の前に用意されていて、今の僕はそのゴールに向かうレールをただ突き進んでいるだけなんだろうな、と。
こう思っているからこそ、基本的に僕が選んだ選択に迷いなく進むことができるんです。加えて、その選択も「ウルトラCを出してやる!」と思っています(笑)。
JOBS CAMPの未来の後輩へ一言メッセージをお願いします。
JOBS CAMPに参加した方は間違いなく、いい横の繋がりが作れると思います。僕のように、やりたいことはないけれど何かしたいと思っている人から、ある程度事業アイディアが固まり何をしたいのか明確な人まで、あらゆる状況の方にマッチしたプログラムです!
本日はありがとうございました!齋藤さんのさらなる挑戦を応援しています!
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